いま振り返ると、僕がITの可能性に衝撃を受けたのはGoogle Chromeでした。それまでInternet Explorerしかブラウザを使ったことがなかったんですが、拡張機能の充実やサクサク感、これはいったい何なのかと。ネットを見るという意味では同じブラウザですが、会社が違えば、つまり作る人が違うとまったく別のものができるという単純なことから、「自分もこの道にいく!」と決意しました。
いまは自動車メーカーの研究所で、前方の障害物を検知し、自動でブレーキをかけてくれる機能や、前方の車との適切な車間をとるためにブレーキやアクセルを制御する機能が問題なく動いていることを確認するなど、自動車に搭載されている機能のテストとデータ収集を行っています。
自動運転のようなこれからの社会に必要とされるテクノロジーを最前線で手がけられるのは純粋に楽しい! そうしたサービスの価値、実現に至るまでの道のりを体感することができて刺激も多いです。
エンジニアとしての働き方を振り返ると、自分は新しい知識やスキルを身につけて、業務効率を上げることにやりがいを感じることに気づきます。たとえばExcelのマクロを組んで単純作業を減らせば、自分だけでなく同じチーム全員の時間を有効に使うことができるなど、自主的にいろいろ取り組んでいます。
単純にプログラミングで何かを作るのが好きなんですよね。オフのときも仕事に直接関係ないような言語やジャンルを選んで、自作でプログラムを組んで遊んでいます。新鮮な気持ちで取り組めますし、結果的に仕事で活きてくることも多々あるのでモチベーションも上がりますしね。
身のまわりのものとインターネットをつなぐIoT分野が盛り上がっていますが、身近なところの「あったらいいのに」という何気ないキモチを解決できるようなサービスを作れたらいいなと思っています。