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大手通信事業者 ネットワーク管理システム |
当事例は、クライアントである大手通信事業社様がエンドユーザにサービスを提供する上で業務が円滑に行えるよう、効率的なネットワーク監視が行えるシステムを構築することが開発目的でした。すでに実稼働しているネットワークシステムに対しての構築作業でしたので、絶対にシステムにトラブルが起きてはならないというシビアな環境下での祖業でした。
このネットワーク管理システムは、監視システムから情報配信ネットワーク、そしてインターネットを経由して、自社が契約しているネットワークの状態を確認できると同時に、当システムを利用されているエンドユーザーに対しても、自身のネットワークの利用状況などがWeb経由で確認できるものです。具体的には、サービスネットワークから機器のログ情報や、機器からのアラーム情報をWeb経由で見ることができます。このシステムの特長としては、監視システム内のデータベース(OracleDB=UNIX、WindowsNT/2000向けの代表的なリレーショナル・データベース管理システム)に上がってきたアラーム情報に対して顧客情報を関連づける点です。つまりエラーメッセージと障害がおこっているエンドユーザーを関連付けることで、迅速な状況確認と対応を可能にしました。
このシステム構築では、当社のネットワークエンジニアリング部と開発部がジョイントすることで、実作業前のお打ち合わせ時から、ツールのカスタマイズ、新規アプリケーションの開発、さらに導入後の機能拡張にいたるまで、一貫したサービス提供を実現しました。その機能拡張のひとつに、リスクヘッジを考慮した冗長化があります。これは、サービスネットワークから監視システムに上がってくるアラーム情報を、2つのサーバーで対応できる分散処理にしています。たとえば万一ひとつのサーバーが落ちても、もうひとつのサーバーで処理できるため、大きなリスクをともなわないハイアベイラビリティ(高信頼性)なシステム運用が可能になりました。また、顧客情報については、定期的にエンドユーザーの情報修正や更新を進め、業務を円滑に行える環境を支えています。シビアな環境下での的確な対応は、クライアントから高い評価をいただきました。